2019年04月06日

大切なのは物ではなく気持ちだと考えること

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葬儀に参列したときには故人とお別れするためにお焼香を行います。この作法は宗教宗派によって違いがありますが、形にばかりこだわる必要はないと言われています。故人に対しての深いお悔やみの気持ちを表すことがいちばん大切なことです。

お焼香は抹香によるものとお線香によるものがあります。抹香によるものが大半なようですが、どちらにしても参列する側に用意するものはありません。ただ、作法の順序などはあらかじめ知っておくほうが実際の時に慌てたり混乱したりすることはないでしょう。

葬儀のマナーで失敗は許されないと考えがちですが、どんなことでもいちばん大切なのは気持ちだということは忘れないようにしましょう。斎場で葬儀を行う場合は立って香炉までそれぞれが進み、香炉の前で一礼をして抹香をいただきそれを香炉にくべます。

一方で会場の都合で座ったまま行うこともあり、その場合は香炉が順番に回ってくることになります。自分の番になったら香炉を膝にのせたまま、後は同じように行います。合掌するときは香炉が落ちないように片手でささえたままもう一方の手を合わせます。以上のように考えると、用意するべきものというのは物ではなく心構えだと理解したほうが良いかもしれません。