大安、仏滅、友引などカレンダーには六曜と呼ばれるものがついています。その1つずつに意味があり、大安や友引の日に結納や結婚式を行うと良いとされるのはよく知られています。また、仏滅や友引は通夜や葬式など不幸事の行事をすることは良くないとされています。この風習に習って考えると、お墓参りも避けておくのがマナーと感じられて当然です。しかし、墓参りに関しては実は特に決まりはなく避けるべきという日はありません。
かつては、墓参りにいくならば午前中がよいと言われていました。ついでやかけつけではなく、きちんと計画をして行うものとする古くからの考えでしょう。そこから一日の中で最も優先させるべきことという考えからきていると推測されます。午後にお参りすると「霊がつく」などと言う地域もあります。しかし、現代ではあまり気にする必要はなくなっているようです。また、現代では忙しい人が多く、先祖のお墓のそばに住む人は少数派です。
お墓参りに足を運ぶ際、何かお供え物を一緒に持って行くのは、一種の仕来りであり、礼儀の一つになっています。ご自宅の仏壇でお参りする場合は、お包なども用意してご仏前の前に備えますが、お寺さんや霊園などだと何か故人の生前好きだった嗜好品などが良いでしょう。例えばお酒が好きだった方には、ビールや日本酒を備えたり、墓石にざっと掛けてあげてからお参りする方もいらっしゃいます。甘い物に目が無かったスイーツ好きの方には、ケーキなどの洋菓子が好きだったとしても、せいぜい焼き菓子に留めるか、和菓子などで代用するのが選び方のポイントになってくるでしょう。
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